MENU

上司の価値は自分の当たり前≠人の当たり前に気づけること

2020 1/16
上司の価値は自分の当たり前≠人の当たり前に気づけること
目次

部下が自分で動いてくれない・・

人間関係の処方箋 コ・メディカルコーチの村谷です。

コ・メディカルの「コ」はコミュニティ・コミュニケーション・多職種を意味しています。

 

 上司の悩みあるあるですが「部下が自発的に動いてくれない」との声を聞くことが多いです。

 

いや、そもそも自発的に動いてくれないってのは上司側の勝手な妄想なんですけどね。

 

 

新規プロジェクトが始動するが・・

ある病院のリハビリ部での話をしたいと思います。

 

このリハビリ部はスタッフが30名程度の部署で、上司は入職13年の主任で理学療法士のA、部下は入職4年目の若手理学療法士Bです。

 

ある時病棟に専従のリハスタッフを配置することによって病棟全体の患者さんにリハビリを浸透させるADL加算をとるプロジェクトを主任Aが提案し、Aと若手Bがタッグを組むことになりました。

 

主任Aは持ち前の行動力でリハビリ部長や 病棟師長との調整に動き、とんとん拍子に話は進んでいきました。

真面目で実直な人柄であるBはAの仕事ぶりをみながら、学ぶ毎日を過ごしていました。

このプロジェクトが軌道に乗りひと段落ついたところでAは若手Bに仕事を任せることにしました。

Bは緊張しながらも尊敬するAに仕事を任され、責任を感じながらもなんとか成功させるぞと肩に力が入っていました。

 

 

・・・

 

しかし、それからというもの一向にBから進捗状況の報告などがあがってきません。

やきもきしながらもBを信じているAはあえて声をかけませんでした。

 

しかし・・

 

あまりに報告がないので、しびれをきらしたAはBに問い詰めました。

「ADL加算のプロジェクトどうなってる?何も報告ないけど?」

 

するとBはうつむいたまま「もう少ししたら良い案をあげますので。」

と言葉少なに話すだけでした。

 

あまりしつこく問い詰めるのも難しいと感じたAは一旦話を切り上げました。

 

すると程なくBが仕事を休みがちになってしまいました。

 

人はあくまで違う生き物

困ったAは思い切って上司の部長に相談しました。

 

するとその相談を聞くなり部長は

「人はあくまで違う生き物だからな」とぽつりと言いました。

 

 

A「えっ・・それはどういうことですか?」

 

部長「主任の当たり前とBの当たり前は違うということだろうね。主任はBが今回のプロジェクトをどんな風に進めていくのか具体的には聞いてみた?」

 

A「いや・・それは最初に上への話の通し方とか、人員配置に関しての調整の仕方・シフトの組み方などある程度やり方を示したと思ったので、そこからは思い切って任せてみました。」

 

部長「なるほど。そうなんですね。わかりました。」

 

後日、部長はBに連絡をとり、事の顛末を聞きました。

 

部長「BさんADL加算の件はAと一緒にやっていたよね。このプロジェクトの進捗状況を確認したいのですが。その前にBはどんな風に仕事をすすめていこうと思っていますか?」

 

B「えーっと、それは今考えている最中でして・・・。」

 

部長「なかなか良いアイデアは浮かびませんか?」

 

B「・・色々考えてはいるのですが・・」

 

部長「ある程度のところで自分の考えをまとめてAに相談するという方法もありますが?」

 

B「たぶん主任は私を信じて仕事を任せてくださっているので、中途半端な案を持っていくのが申し訳なくて。。もっと完璧に、もっと完璧にと思ううちにどんどん時間が過ぎてしまって・・」

 

部長「なるほど。Bさんも主任に仕事を任せてもらって責任を感じていたんだね。話してくれてありがとう。」

 

B「・・いえ。」

 

部長「Aは具体的に話の通し方とかシフトの組み方とかいろいろなアイデアを形にするのが上手だよな。その辺はBとしてはどうかな?」

 

B「はい。主任の仕事の進め方は最初間近で見せてもらって、今まで自分のしらないやり方で仕事を進めているなとおもって勉強させていただきました。でも、自分なんかとてもじゃないけどあんな風にできないなと正直思ってしまいます。」

 

部長「そうなんですね。でも人それぞれタイプがあってね。得意・不得意があるんです。」

 

 

 

当たり前ってなんだ

Bはいわゆる実直にそつなく業務をこなすタイプであり、数字の計算など細かい作業が得意で、いわゆる指示をうける作業は得意な反面、自分でアイデアを発想し仕事をつくっていくような創造タイプではなかったのです。

 

つまりもともとタイプも仕事の進め方も違うタイプなのですから、全てにおいて「当たり前」の前提が違うのです。

 

もし主任Aが自分の当たり前が人の当たり前ではないことに気がつき、人それぞれタイプがあることに気が付いていたら、Bにはやめにこの仕事を任せ無理をしいることもなかったでしょうし、ここまで追い詰めてしまう事もなかったでしょう。

 

☑こんなのはできて当たり前

☑こんなやり方でやるのは当たり前

☑自分もこれぐらい頑張ったんだから、もっとできて当然だろう。

 

 

日本の会社にはこんな「当たり前」が蔓延しています。

 

自分の「当たり前」は人の「当たり前」ではありません。

この盲点に気づける価値はとても高いと私は思っています。

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

人間関係に悩む医療・介護従事者がイキイキと働けるようにサポートしていくことが私の使命です。

 

この記事を書いた人

クライエントの目標達成に全力を尽くすプロコーチ。
モットーは「信頼」。
3姉妹の父親であり、幼い娘たちに翻弄される毎日。
Facbbook、Twitterでの友達申請・フォローお待ちしています!!

コメント

コメントする

目次
閉じる
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。