リハビリ業界の給料は低い!?

【キャリアデザインにお金はつきもの】

キャリアデザインしていくうえで欠かせないのが、「お金」です。

セラピストの皆さんは現在の給料に満足していますか?

 

このページを読んでいただいた方はきっと「お金」にご興味があるだろうと前提でお話しますね。

 

 

【理学療法士の給料(年収)】

おそらく大半のセラピストは基本病院や施設に勤務し、給料をいただいていますよね。

 

さて、セラピストの平均年収はご存知でしょうか?

ここに理学療法士の年収に関する記事が載っていたので抜粋します。

 

<理学療法士の年収>

「まずは30代の平均年収ですが、大体400万円程度であるといわれています。
女性の場合はこの水準に比べてやや低いものの、些末な誤差程度の範囲に収まっています。
続く40代ですが、30代よりも100万円アップの約500万円だといわれています。
最後の50代ですが、若干昇給の度合いは緩やかになっており、550万円程度が平均とされているのだといいます。
このように、平均年収を見てみると、それほど高い年収とはいえないのが理学療法士の現実であるといいます。
よって、これで一生食べていこうと考えている方は少なく、もしその方向で行くのであればやや難しいこととなるでしょう。」

https://heikinnenshu.jp/iryou/rigaku.html 「平均年収.jp」より

 

私は15年大学病院に勤務していましたので、概ねこのようなデータと相違ないと考えています。

 

 

【給料の成り立ち】

さて、リハビリ関連の診療報酬、つまり稼ぎが年々減ってきているのはご存知でしょうか?

診療報酬点数に左右される、現行の報酬制度では医療・介護報酬改定によって大きく左右されるのは仕方ないところではあります。

 

村谷
例えば、イベントを企画して、告知やハコの準備などいわゆる集客をしてみるとお分かりだと思うのですが、お金をいただいてサービスを提供するのって0から始めるとかなり大変ですよね。

 

私たちセラピストが病院や施設で診療に集中できるのは、この集客や収益管理、福利厚生などなどの「診療以外」の部分を勤務先にお任せできるからですよね。

 

だから、「給料が低い」と勤務先を批判的に見るのはちょっと短絡的なんですよね。

その前に自分が安心・安全の中でお仕事をさせていただけている環境を再確認してみてはいかがでしょうか?

 

月収30万円の職員を雇うと会社はいくらコストがかかるかご存知でしょうか?

 

 

まず必要となるのが社会保険の費用です。

社会保険には「労災保険」「雇用保険」「厚生年金」「健康保険」の4つがあります。

それぞれの保険料は労働者と事業者とで分担して負担することになっています。

負担の割合は保険ごとに決まっていますが、業種によっても異なります。

(IT関連職の例)

【労災保険】賃金総額の1000分の2.5(全額事業者負担)
【雇用保険】賃金総額の1000分の13.5(事業者8.5、労働者5)
【厚生年金】月額給与の約1000分の178(事業者と労働者で折半)
【健康保険】月額給与の約1000分の10(事業者と労働者で折半)

概ね事業者側が負担する社会保険は給料の約15%、職員が負担するのは約14%程度だと考えてよいでしょう。

社会保険料の事業主負担分を計算すると、月収30万円で賞与や手当を含めて年収460万円の正社員の場合は、毎年「55万1000円」かかることになります(2016年1月現在)。内訳は雇用保険と労災保険が合計5万600円、厚生年金と健康保険が合計50万400円かかる計算になります。

福利厚生費

従業員にかかるコストはこれだけではありません。たとえば多くの企業では退職金の積み立ても行われます。中小企業の現在の退職金は平均1200万円〜1400万円という調査結果が出ています。これは定年退職の場合なので金額が大きくなっていますが、仮に40年間の雇用で1000万円の退職金を積み立てるとすると、単純計算で毎年25万円を積み立てる必要があることが分かります。さらに通勤手当や住宅手当などがかかります。これが毎月3万円かかるとすると、年間36万円です。これだけで合計60万円以上になり、社会保険料とトータルで110万円以上になります。

直接従業員に支払うことはなくても、たとえば会社の備品や営業用の車、オフィスの水道光熱費、研修費用などもかかります。従業員が1人や2人ならば問題ありませんが、もっと増えてくれば経理や総務を行う専門の部署の人員を雇用する必要も出てきます。これらの間接部門・間接人員は直接利益を生み出さないため、その分の人件費などはまるまるコストになります。

整理すると従業員を1人増やすことによるコストは、給与以外に①社会保険料②福利厚生や設備費用③間接部門の費用が増えることになり、従業員に支払う給与の1.5倍や2倍になるという一般的な主張はおおげさではないのです。

 

いかがでしょうか?

ちょっと数字で出されるとビビりません?

 

ここで大切なのが、自分たちの売り上げを把握しておくこと

これは自分たちの価値、つまり雇用している側からみるニーズですね。

 

私の売り上げを単純計算でお示しすると、

1日の診療で18~20単位をとって、1か月で診療報酬は約90000(点)となります。

診療報酬は1点で10円なので

1か月の売り上げが90000(点)×10(円)=900000(円)となります。

これが1年では900000(円)×12(月)=1080000(円)です!

 

いかがですか??

私は病院に15年勤務して、年収500万程度なので、コスト的には・・・です。

これは単純計算ですが、おおまかな自分が病院に果たしている損益を提示できたかと思います。

 

どうですか?

もちろん単純な売り上げだけではなく、施設基準を満たすためや、診療以外の業務、研究関連、管理職としての業務、多職種連携など他の業績で貢献している部分もあるので一概にはいえません。。

 

しかし、意外と売り上げだけみると少なくないですか??

一般的にサービス業では売り上げの3割を人件費にすべきだという話もあります。

 

この数字をみるだけで

雇ってもらえて

働かせていただけて

リハビリ診療に集中させていただけて

お給料をいただけている状況は

最高に幸せやんってなりません?

病院・施設様、マジ神です。。

 

なので、「給料が安くてさ~」

なんて舐めたこと言っているクソガキPTがいたら

こんな数字を叩きつけてやりましょう。

たいがい黙っちゃいますから。

これは効果ありますよ。

セラピストとしての市場価値を考えるときにはまず、自分が勤めている病院での価値を考えましょう。

まず現状把握しないことには自分の立ち位置はわからないですから。

 

【私がおススメするのはパラレルキャリア、しかし・・】

また、セラピストでも、開業することが一時期トレンドになったこともありますが、法律・税金・集客・マーケティングに関する事に弱ければ、その道は険しいと言わざるをえません。

私は開業後上手くいかずに、また病院勤務に戻ったセラピストを何人も知っています。。

 

現在私がおススメするのは、病院・施設に勤務しながら、本業の責務をしっかりこなしつつ、自分独自の収益を上げることです。

いわゆる複業です。

最近パラレルキャリアが声高に叫ばれていますが

第一に本業をしっかりこなせないようでは

複業も場当たり的なものでしかならないのではないでしょうか。

 

本業をおろそかにしてパラレルキャリアは成り立たないと思います。

 

まずは自分の職場での価値を高めてみませんか?

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ABOUTこの記事をかいた人

クライエントの目標達成に全力を尽くすプロコーチ。 モットーは「信頼」。 3姉妹の父親であり、幼い娘たちに翻弄される毎日。 Facbbook、Twitterでの友達申請・フォローお待ちしています!!