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体位ドレナージの実際 前傾側臥位のポジショニング

みなさんこんにちは、理学療法士&TCS認定コーチの村谷です。

本日は前傾側臥位をとった後のポジショニングについてお話したいと思います。

基本的には人工呼吸器装着患者を想定していますが、そうではない患者さんでもそのまま使えます。

では、まず前傾側臥位の取り方に関しては大丈夫ですね。

 

下の記事を参考にして頂ければと思います。

 

どちらの向きに体位ドレナージをしようかと迷う人へ

体位の選択に必須の知識はこちら

気管支の走行知ってる?

2017.10.12

 

 

実際の前傾側臥位の実施方法に関してはこちらをどうぞ

体位ドレナージの実際 前傾側臥位編

2017.10.15

 

 

前傾側臥位後のポジショニング

 

チェックポイントは7つあります

①頭頸部の位置は?

②チューブ・接続部・蛇腹の位置は?

③両側肩峰・大転子の位置は?

④上側の上下肢は安楽か?

⑤下側の足の圧迫は?

⑥ラインの閉塞や圧迫がないか

⑦苦痛をともなってないか

 

①頭頸部の位置

背臥位に比べ側臥位では床面に対する頭部(耳)の位置が高くなるので、側臥位時は高めの枕が必要です。

理想的には床面と頭部・頸部・体幹のラインが一直線になるように注意しましょう。

低い枕のままだと下側の肩への圧迫が強くなる可能性が高いです。

 

②チューブ・接続部・蛇腹の位置は

体位変換にともない挿管チューブの位置が変わり蛇腹の位置が相対的に高くなることがあります。

重力に従って蛇腹内の水滴などが逆流してくる可能性もあるので、逆流しないような位置関係にする必要があります。

また前傾側臥位実施前には水滴の除去・吸痰などは必須ですね。

 

③両側肩峰・大転子の位置は

肩峰とは肩の一番外側にある出っ張った骨です。大転子は分かりますよね。

ポジショニング後は上側の肩峰と大転子が身体の前にきている状態を確認しましょう。

逆に言えば下側の肩峰と大転子は後ろにきているともいえます。

④上側の上下肢は安楽か

上側の上肢や下肢はクッションを使用して安楽な位置に設定しましょう。

下肢に関して言えば、上側の下肢は大腿部にクッションをかませば患者さんも安楽になりやすいです。

 

⑤下側の足の圧迫は

下側の下肢は腓骨神経麻痺に要注意です。

腓骨頭の圧迫を避けるようにしましょう。

また、浮いている部分がないようにクッションやタオルをかましましょう。

 

⑥ラインの閉塞や圧迫がないか

昇圧剤などは血圧を保つために必要であり、鎖骨静脈下へのCVラインを圧迫している状態が続くと

気づいた頃には急に血圧が下がり、致命的なダメージを与えてしまう可能性もあります。

どの薬剤が入っていてもそうですが、ラインの圧迫には注意しましょう。

 

⑦苦痛を伴っていないか

挿管中で発語ができない方や、鎮静レベルの深い方は自ら疼痛を訴えることは難しいです。

前傾側臥位は特に下側の肩の圧迫や、創部を圧迫してしまうなど疼痛を伴う可能性もあります。

そのため、眉間にしわが寄っていないか?

手指を屈曲させたり、握りしめるような動きはないか?

脈拍や呼吸数が上がっていないか?

血圧が上昇していないか?

など疼痛に関するアセスメントが必要です。

 

 

以上安全安楽に前傾側臥位をとった後のポジショニングについてまとめてみました。

患者さんのための呼吸ケアをばっちり習得したいですね。

 

 

 

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コーチングを学ぶ理学療法士。 ICUでの呼吸理学療法が大好物。 「シェアリハビリ」でリハビリの知識・技術・マインドをフリーシェアしていきます。 興味がある方はお気軽に連絡してくださいね☆ Facbbook、Twitterでの友達申請・フォローお待ちしています!!