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排痰① 気道と繊毛運動を分かりやすく説明します

みなさん、こんにちは!

TCS認定コーチ&理学療法士の村谷です。

 

本日のテーマは呼吸リハビリテーションでも大切な「排痰」に欠かせない生理学の話です。

ということで気道と繊毛の話です。

 

 

気道って咳嗽の時どうなるの?

 

気管の断面の形は輪状軟骨で馬蹄形です。

後壁は筋膜なんですね。だから咳嗽反射が誘発されると、この筋膜はべローンと内側に入り

気管が狭くなるというわけです。

 

だから強い咳をした時というのは、水道のホースがきゅっと狭くなって水を遠くに飛ばせるような感覚というのをイメージしてもらえれば分かりやすいですね。

 

 

気管支の構造

 

気管は分岐していき最終的には肺胞に到達しますが、何回枝分かれするでしょうか?

1回あたり2枝ずつに分かれますが、なんと合計23回枝分かれするんです。

 

引用:ヒューマンアナトミーアトラス

 

排痰にくっっそ大事な繊毛運動とは

 

気道の中には繊毛と呼ばれるヒゲがびっしり生えています。

このヒゲが動いて痰を移動させるのです。

いわゆる「繊毛のエスカレーター機能」です。

繊毛は波打つようにしながら末梢から中枢まで痰を運んでくれます。

だから咳なんかしなくても痰は勝手に移動するんですね。

 

しかし繊毛は睡眠中は動きません。

そして乾燥や感染・炎症に弱いです。

これらを繊毛運動の抑制因子といい、痰の貯留につながってきます。

 

繊毛運動を促進するためには

 

繊毛運動を促進するにはまずは運動をすることです。

離床を含めた体動を多くするという事ですね。

運動に伴い換気が増えると繊毛はしっかり動くようになり

排痰しやすくなるというわけです。

 

呼吸理学療法とは何ぞやって記事も書いています

呼吸理学療法とは

2017.10.08

 

もちろん、そのための加温・加湿や、感染をおさえるための抗生物質の適切な選択

それに伴い炎症反応の低下を待つというのがポイントですね。

 

 

村谷
ここでワンポイントアドバイスです!
皆さん痰をとる時自己喀出できない方にたいしては吸引をすることもあるかと思いますが、その時に粘膜損傷に気を付けていますか?

痰は取れたはいいけど、血液が付着している事ってありますよね?

これは損傷したサインなんですね。

そうすると気管壁は浮腫を起こして、その部分の繊毛は動かなくなるんです。

恐ろしいですね。

吸引によって排痰するはずが逆効果になっているおそれもあるという事です。

つまり挿入する深さにも気を付けないといけないし、むやみに気管壁に当たるようにぐりぐり回旋させたりもアウトですね。

ですから何気なくやってしまっている吸引操作って本来非常に高度な技術を要するんです。

むやみやたらに吸引するのは考えものですね。

 

というわけで、できるだけ吸引に頼らずに痰の自己喀出を促したいですね。

ということで体位ドレナージをきっちりできるようにしておきましょう。

 

人工呼吸器装着患者の前傾側臥位と腹臥位の方法はこちら

体位ドレナージの実際 腹臥位編

2017.10.21

体位ドレナージの実際 前傾側臥位編

2017.10.15

 

 

合わせて前傾側臥位と腹臥位のポジショニングも参考にしてくださいませ☆

体位ドレナージの実際 腹臥位のポジショニング

2017.10.21

体位ドレナージの実際 前傾側臥位のポジショニング

2017.10.20

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

コーチングを学ぶ理学療法士。 ICUでの呼吸理学療法が大好物。 「シェアリハビリ」でリハビリの知識・技術・マインドをフリーシェアしていきます。 興味がある方はお気軽に連絡してくださいね☆ Facbbook、Twitterでの友達申請・フォローお待ちしています!!