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コーチングとリハビリテーション

 

皆さんこんにちは、医療コーチの村谷です。
今日は私の仕事である理学療法士の仕事とコーチングに絡めた話をしていきますね。
突然ですが、私はリハビリの仕事が大好きだ。
好きだから頑張ってやってきた。
皆さんはリハビリテーションの語源を知ってますか?
   「rehabiritation」
ラテン語ではre(再び)+habilis(適した・ふさわしい)
「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」
人がなにかしらの原因で、望ましくない状態に陥ったときに、
そこから救い出して再びふさわしい状態に復帰させるという意味をもっています。
つまり権利・名誉など人間の社会的価値・尊厳に関わるような
重大な意味をもっているのです。
コーチングはクライエントの目標達成をサポートするものです。
これってリハビリテーションの概念に似ています。
子供の頃に思い描いた夢も、人生を重ねるうちに
様々な価値観や思い込み・不安などの重りを背負い、忘れてしまう。
子供の頃は楽しくて行動するだけだったのが、大人になると行動できなくなってしまう。
なぜだと思いますか?
そんな人間本来のあるべき姿に戻し、適した状態(目標)へ
導くサポートをするのがコーチングでもあり、リハビリテーションであるとも言えます。
コーチングは問題点を直視せず、斜め上からの視点を提供するだけ。
でも当事者や関与する人々ははこの視点をなかなか持てないんです。。
 
患者さんの目標設定にコーチングを用いた例を、紹介します。
患者さんはガン末期で、痛みや胸部不快感も強く、定時に鎮痛のための麻薬を使用しており、腹水・胸水もたまりやすく、体中浮腫でいる状態でした。余命は3か月と宣告されていました。家では奥さんと2人暮らしで 車で15分のところに娘夫婦が暮らしています。奥さんは主介護者になるが、以前軽い脳梗塞を起こしたことがあり、疲れやすいという。
環境設定(家屋内の手すりを設置したり、段差を解消したり、電動ベットや車イスのレンタルなど)、
家族への介助指導、訪問診療・看護の手配など自宅退院の準備を着々と進めていました。
最初ご本人さん、ご家族さんの希望に沿って最期は自宅でとの思いで、自宅退院を最終目標にあげました。
しかし、ご本人さんの表情がなんとなく気になった私はじっくり話を聴きました。
患者
「家にはもちろん帰りたいけど、嫁に迷惑をかけるのが嫌で、家に帰るのが、何というか本当に申し訳ないんや。。」
村谷
「奥さんは、家で一緒に過ごしたいみたいですけど・・」
患者
「嫁も体が弱いし、無理しとるんや。俺が帰ったら負担をかけてしまう。そんなに無理してほしくない。。」
自分が家に帰ることで、奥さんに負担をかけてしまう
そう思っていたようなんですね。
50年近く連れ添ってきた夫婦で、奥さんのことを○○ちゃんと呼び、本当に仲が良いんです。
そんな奥さんを最期まで気遣う、患者さんの優しさ、心意気に触れ、これはと思いました。
目標である自宅退院を本人さんが納得しないまま進めて、二人にとって良いことなのだろうか。。
傾聴していく中で本人さんが引っかかっている部分がわかり、質問しました。。
村谷
「奥さんに無理してほしくないっていうのは、具体的にはどんな状態が無理をかけると考えますか?」
患者
「うーん夜中に痛みで目が覚めたりすると、嫁を起こしてしまうし。」

 

患者
「お風呂の手伝いや下の世話もしんどいかなって・・」

村谷
「今まで奥さんを引っ張ってこられて、逆にAさんは甘えたりすることはなかったんですか?」
村谷
「男はこうあるべきという思い込みっていうこともあるかもしれませんね。」
村谷
「甘えてみてもいいんじゃないですか?」
患者
「うーん・・・」
長い沈黙の後・・・
患者
「そうか・・甘えてみる・・か・・」
患者
「そんな考え全くなかったわ」
奥さん
「あんた、甘えてもいいんよ。私もあんたに甘えすぎとったし・・」
患者
「うん。。」
そしたら甘える側も甘えてもらう側もちょっと嬉しそうなんです。
患者さんは病気で苦しんでいる時も「夫とは男とはこうでなければならない」というアイデンティティを守ってきました。
しかし、それははたからみれば、本人の思い込みで、むしろそこを捨てると逆に見えてくるものがありました。
本人さんもスッキリした様子で自宅退院を快く受けてくださいました。
もちろん、自宅退院に際しては奥さんの負担も考えて、娘さんの協力やタイムスケジュールの把握、訪問診療、訪問看護、訪問入浴の利用など、あらゆるサポートを考慮した上でのことです。
こうあるべきという固い殻を破って、本来のあるがままの姿に戻すことが、夫婦の共通した目標設定につながり、さらに二人の最期の時間を豊かにするお手伝いができたコーチングの例でした。
医療って心を大切にしたいコミュニケーションそのものですし、そこを深く学ぶならコーチングかなって。。
そんなコーチングを私と一緒に学んでみませんか?
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注意説明

文中の患者さんの個人情報は脚色して、個人が特定されないように配慮しています。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

コーチングを学ぶ理学療法士。 ICUでの呼吸理学療法が大好物。 「シェアリハビリ」でリハビリの知識・技術・マインドをフリーシェアしていきます。 興味がある方はお気軽に連絡してくださいね☆ Facbbook、Twitterでの友達申請・フォローお待ちしています!!